実践日記

ヴィパッサナー瞑想の実践や釈尊の教えを通して日々の反省とダンマを再確認するために書きます。

言葉

「荒々しい言葉を言うな。言われた人々は汝に言い返すであろう。

                                           怒りを含んだ言葉は苦痛である。法服が汝の身に至るであろう。」

ダンマパダ 第10章暴力  133番

 

八正道にも「正語」が出てきます。

また在家信者が守る五戒にも「偽りを言わない」が出てきます。

十悪の中でも口業のものは4つありますね。

・妄語:嘘をつく、でたらめを言う

・綺語:無意味、無益なことを言う

・悪口:他人を傷つける言葉、陰口、中傷

・両舌:他人の仲を裂く言葉

 

原始仏典にも口業に関することが多く出てきます。

 

日常生活において絶対話さないというのはありませんね。

でも本当に意識して戒めていないと口から愚痴やよくない言葉、無駄話、噂話…

といった感じでしゃべり続けますね。

でもずっとしゃべり続けるのは無駄なエネルギー使うし、相手がどのように捉えるかによって争いや喧嘩に発展してしまうこともあります。

 

言葉という容器に自分の考え、想いを入れて発するものだと思います。

知り合いのタイ人ご夫婦とお話をするときも想いを上手く伝えられずに困ることも多々あります。

しかし、ジェスチャーを交えながらなのでわかってくれます。

 

横道に逸れましたが、言葉を気をつけるというのは

相手を傷つけない言葉、嘘、両舌など相手にとって不利になることを言いますね。

でも知らないうちに自分もその発言で苦しみを受けることもあります。

 

実際私も小さい頃やつい3,4年前は嘘をつくことが多くにばれた時は

多くの苦しみを受けたことを覚えています。

 

「嘘も方便」なんていういい言い訳をよく使ったものですが、相手を喜ばせようと、話を盛り上げようとしてつく嘘も苦しみを受けますね。

嘘をつけばその分嘘を重ねていかなければならず苦しむのは結局本人ですね。

 

私の中でおしゃべりは楽しいものではなくて苦しみをうむ、

疲れるもの…といった感覚になってきました。

 

これからも思わずポロっと悪い言葉が出ないように気付き絶やさず精進していきます。